ホーナー事件の結末から見えるレッドブル社内の勢力図。株主同士の権力闘争が激化

 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナーは、F1開幕戦でチームの指揮をとるために、水曜夜、ヘルムート・マルコとともにプライベートジェットでバーレーンに到着、その後、自分がチーム代表の座を失わずに済むことを知った。ホーナーが不適切な行為をしたという女性従業員からの告発を受けたレッドブル社は、調査を行った結果、この告発を却下することを発表したのだ。 こうしてホーナーにとっては最悪の時期は過ぎ去った。しかしレッドブル社内で進行中のふたつの派閥間の権力闘争が終わったわけではない。ホーナーが代表の座を守ったことから、レッドブル社のふたつの株主のうち、現在どちらが優勢かが明確になった。クリスチャン…

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