【角田裕毅F1第5戦分析】問題を抱えながらも最後列スタートを選択。リタイアに終わるも一段と成長した振る舞いを見せる

 F1第5戦中国GPは、角田裕毅(RB)にとっては残念な週末となった。金曜日と土曜日の予選はともにSQ1、Q1敗退。雪辱を期して臨んだ日曜日のレースでは、角田にはどうすることもできないアクシデントに巻き込まれ、リタイアとなった。 ただし、この絶望的な状況にあっても、ポジティブな点がなかったわけではない。チームと角田は、たとえ予選で十分なスピードがなかったとしても、ポイント獲得を諦めない姿勢でレースに臨んでいた。 筆者は、土曜日の予選でセッティングが決まらず角田が19番手に終わった時点で、日曜日のレースはピットレーンスタート覚悟でセットアップを大幅に変更してくるのではないかと考えていた。 しかし…

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