F1日本GP技術解説:レッドブルの大型アップグレード(2)開口部の形状を変更。追求し続ける冷却と空力効率のバランス

 2024年F1第4戦日本GPで、レッドブル・レーシングは今季最初の大型アップグレードを導入した。F1i.comの技術分野担当ニコラス・カルペンティエルがこれを分析、マシン細部の画像も紹介する(全2回)。───────────── RB20のサイドポンツーンのメイン開口部は元々、「メールボックス(郵便受け)」と呼ばれるほど薄かった。しかし今回、追加の開口部を作ったことで、下の画像に見られるように、より小さく薄くすることが可能になった(白、黄色矢印参照)。さらにミラーにも、ディフレクターが追加されている(緑の矢印参照)。レッドブルRB20比較「上部を含むエアインテークの全体的なデザインには、昨年…

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