【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第19回前編】“感覚と賢さ”が武器。予選で僚友に勝ち続けたニコの強さが見えた一戦

 2023年シーズンで8年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。最終戦アブダビGPではフリー走行をほとんど走れずに終えたが、ニコ・ヒュルケンベルグはここでも予選一発の速さを発揮した。ヒュルケンベルグは1年前のアブダビテストから予選の速さには自信を持っており、その自信どおりにケビン・マグヌッセンを上回る予選結果を残したシーズンとなった。しかしその一方でレースでは苦戦。グリップ不足がペース不足につながり、小松エンジニアも「うちのクルマではこれが限界」と認めた。 コラム第19回は前編・後編の2本立てでお届け。まずはアブダビGPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。─…

このサイトの記事を見る

アクサ自動車保険見積もり満期1日前でもOK!