本当に可能か?「2050年に脱炭素」を達成するため必要な「2035年」までの戦略【短期集中連載:第五回 クルマ界はどこへ向かうのか】

 これまでの本連載で述べてきたとおり、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)」は、その報告書の中で、「2050年までに、産業革命以前と比較して、プラス2℃(努力目標はプラス1.5℃)までに抑えないと大変なことが起きると報告している。文/池田直渡、写真/AdobeStock、ベストカー編集部、気象庁、日本自動車工業会■池田直渡の「脱炭素の闇と光」シリーズ■報告書は「ヤバいよ」と書いてあるだけ「IPCC」は科学者が書いた報告書なので、シナリオ別に分かれているうえ大変わかりにくい。 具体的には「地球温暖化が進行…

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