これまで日本にはたくさんのクルマが生まれては消えていった。そのなかには、「珍車」などと呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。しかし、それらのクルマが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。 当連載では、これら「珍車」と呼ばれた伝説のクルマや技術などをピックアップし、その特徴を解説しつつ、日本の自動車文化を豊かにしてくれたことへの感謝と「愛」を語っていく。今回は、奇跡の高級グランツーリスモとして誕生した、オーテック・ザガート・ステルビオを取り上げる。文/フォッケウルフ、写真/日産■空前の好景気を背景に生まれたスペシャルなコンプリートカー 戦後最大の好景…
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