レッドブル&HRC密着:スタート直後から悪化の一途を辿ったフェルスタッペンのブレーキ問題。完走記録は43戦で途絶える

 F1第3戦オーストラリアGPは、レッドブルとホンダ・レーシング(HRC)にとって、いくつもの偶然が重なった奇妙な一戦だった。 まずひとつ目の偶然は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のリタイアだ。クリスチャン・ホーナー代表によれば、フェルスタッペンのトラブルはブレーキに起因するものだったという。「レースをスタートさせてすぐにマックスからブレーキに違和感があるという連絡が入った。マックスによれば、ハンドブレーキがかかっているような感じで、2周目からひどくなっていって熱がどんどん高まっていき、ブレーキの効きが悪くなって、(カルロス・)サインツに抜かれ、その後火災が発生した」 リタイア直後は…

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